
ウコンと言えば……
今日はウコンの話なんですが……。
ウコンと言えば、なにせ「ウコンの力」の印象が強い気がするのは僕だけでしょうか?(笑)
すでに二日酔い対策として知名度抜群のウコンですが、ターメリックという名前の香辛料としても有名です。
こちらはカレーには必ずと言ってよいほどよく入っているスパイスです。
ウコンもターメリックも同じものなのに、ターメリックと書くと美味しそうで、ウコンと書くと不味そうなのが不思議ですね(笑)
ちなみに琉球方言では「うっちん」と言います。沖縄では牛乳パックに入った「うっちん茶」がコンビニでも売っているくらい一般的です。
でも、なんだかこれもあまり美味しそうではない名前ですね(^^;
以外にウコンの実証データは少ない
ウコンはインドの伝統医学アーユルヴェーダにも記載があり、なんらかの効能が期待されて使われてきた歴史は長いです。
日本でも二日酔い対策として一般的です。ちなみに僕の同僚にも会社の飲み会のたびに「ウコンの力」を飲んでいる人がいます。
が、実は二日酔いに効果があるという実証データは意外にも少ないです。
改めて「ウコンの力」をよくよく見てみると、二日酔いに効くなんてどこにも書いていません(^^;
経験的なものか、口コミによるものか……ウコンの力はいつの間に二日酔い対策飲料となっていたのでしょうか。
このあたりは難しいところで、実証データがないからと言って絶対に効かないとも言い切れないわけではあります。
ウコンの力を販売しているハウスウェルネスフーズ(ハウス食品グループ)もなんとか実証しようと日々研究に取り組んでいるようですが、しっかりとしたデータが取れていないようです。
ハウスが実証できた限界のところが「健康な人の肝機能を評価する指標である酵素値の一部の改善に役立つ」というところのようで……。
この機能性表示がされているハウスの製品に「クルクミン&ビサクロンドリンク」というのがあります。
ちょっと面白いのがこのドリンクのクルクミンとビサクロンの含有量を見ると、なんとウコンの力と全く同じだったりします。
すでに一定数の売り上げを持っているウコンの力の機能性表示としては弱いとの判断なのでしょうか。ハウスなりの苦肉の策のように感じてしまいます。
……と、ここまで書いてもしかすると、「ぇ、ウコンの力って効かないの?」なんて思われた方もいるかと思いますので、一応書いておきますが、実証できていないからと言って、効かないというわけではありません。
実証できていないとはつまり、効くのか効かないのか分からないということです。
ウコンの有効成分と言われているクルクミンは非常に不安定で研究の困難な物質だと言われています。
今後の研究の成果次第では二日酔い対策として本当に有効だと証明される可能性もあります。
ウコンのサプリメントはオススメ?
国内では二日酔いの部分ばかりが注目されがちなウコンですが、海外での研究では別の有効性も報告されています。
消化不良に効く、高脂血症に効くなどの報告もあります。
しかし、先ほども挙げたようになにしろ研究の難しく、厄介なところが多い植物です。
個人的にはウコン単体のサプリメントはオススメとは言い難いように思います。
ウコンを摂取するにしても、ウコン単体のサプリメントよりも、ウコンを含め複数の有効成分の入ったタイプのデイリーサプリメントがベストなように思います。
ちなみに僕のオススメはコレです↓
ビタミン100%・ミネラル100%・食物繊維50%以上・抗酸化物質・酵素・乳酸菌配合